小さなころからピアノを習っていて、何度も出てきたピアノ発表会。
講師になってからも、何度も発表会に生徒を出させてきましたが、

初めて、自分が主催のお友達の先生との合同発表会を迎えることができました。


やっぱり、感激ですね。

自分が満足してしまっていますが、

生徒さんたちに満足してもらえたかが、一番気になります。

また、出たいな!!


と、思ってもらえたら、いいですね。


今年の反省点も、自分の中でいろいろありますので、来年に生かしたいと思います。

初めてなのに、違和感も緊張もなく、楽しく進行できたのは、
やはり、初めて出会って、初めてでなく、何度も何度も経験しているからなのでしょうね。


まもなく発表会。

プログラム作成から始まり、当日の会場準備、生徒さんの仕上がり、自分の演奏。

実際には、それほどでもないのだが、気持ちの上では、大忙し。


生徒さんの演奏時に読み上げるコメントが、全員集まらない。

22人中、7割は、期限までに持ってきてくれる。
持ってきてくれない人に、お願いすると、そのうちの5割が持ってきてくれる。
もう一度お願いし、ぎりぎりで持ってくる。

でも、、まだ、ひとり、未提出。

その心理がわからない。

なぜ、平気なの????
期限があって、それに間に合わなくても、どうして平気なの?

困らないから…だね。

それと、先生に対しての気遣いが、まったく無いということだと思う。

自分が気を使ってる人には、そういうこと、しないよね。
目上の人や尊敬している人には、しない。

それは、クレームも同じだよね。

本当に悩んでいることや困ってくることを相談するならわかるけど、
批判や文句…というのは、その時点で、自分の要求を優先しているのだと思う。

自分を考えても、先生に対して、「お願い…」はしにくいけど、その場合は、言い方にものすごく気を付けて、ご相談する。

だから、クレームという類のものが来たら、その時点で普通には話をしてはいけないと思う。
相手が、自分に不信感を抱いているという事。
怒りを持っていること。

そんななか、信用を得ていくのは、かなり難しいと思う。
子どもだったら、関わりが多い分、挽回もしやすいけれど、
親というのは、子供を通してでしか、接点がない。
挽回しにくいから。

だから、一生懸命に自分のやることをやるしかないけれど、
気にしすぎても、だめだ…ということ。

そういうこともある…ということ。

だからこそ、自分のやり方、自分の考えを、しっかりと持つ必要があると思う。






発表会まで、あとわずか…。

精神的に(笑)、やや、お疲れ気味です。

仕上がりがいまいちな生徒には、やはり、悩みます。

運営面でも、保護者からのクレームがあったり、協力的でないご家庭もあります。
生徒さん自身の実力と親の求める完成度が高い場合、生徒さん自身にとってあまりいい環境ではなくなりますし、
親のイライラ感がこちらにも来ます。

いかに、私は私で平常心を保てるか。
いい意味で、流していけるか…。

先生としてだけでなく、経営者、運営面としても、悩まされます。

先生としては、とことん親身になり、運営面では仕事として処理していく…。

これができないと、正直、身が持ちません。


自分の演奏も、あります。


当日は、力仕事から、時間配分から、目まぐるしい忙しさでしょうね。


それを乗り切るパワーが、何より、必要です。


昨日、ピアノ教室に、新しいお友達が入りました。


体験レッスンを終え、初のレッスンでしたが、「ひとりで頑張りたい!!」と、
お母さんの付き添いを自ら振り切り、ひとりでレッスンに臨んでくれました。



とってもしっかりした小学校1年生。

引っ越しで、こちらにきたとのこと。
以前、ほかのお教室で習っていたので、導入もスムーズでした。


でもでも、Aちゃん。
きっと、すご~く、頑張ってくれたんだと思います。
ピアノの前で椅子に座りながら、足がずっと揺れていました。
不安や緊張があったんだと思います。

もちろん、がんばって背伸びしてくれることはとっても嬉しいです。
レッスン後も、「たのしかった~♪」を連発してくれました。


でも、がんばり屋さんは、いつも頑張りすぎちゃうのがちょっと心配な先生です。


ゆっくり、楽しく。
でも、しっかりと学んでいってほしいです。


これから1年後も、楽しんでもらえるよう、私も精いっぱい頑張ります。
ピアノのレッスンをしていると、
保護者の方との認識の行き違いが、あります。



このところ、ある保護者の方より、レッスンに関してある相談を、受けておりました。

簡単に言うと、お子さんのレッスンの際、次のお友達が、自分のレッスン時間と重なっている…。ということでした。


もともと、レッスンは30分間なのですが、10分ほど入退室の時間として余分に取り、40分後にお迎えに来ていただいておりました。
 
  15:00~15:40  
  15:30~16:10  という風にです。




が、そのお母様の言うことはもっともで、その次のお友達が、いつもいつも、とても早く来るのです。


つまり、15:00~のお友達の時間に、15:30~のお友達も同時に来る感覚です。

私からすると、1時間レッスン室にいられるわけですし、
15:00からのお友達も、自分のレッスン時間なのに…と思うのは当然です。



そこで、15:30からのお友達に、なるべく時間通りにお願いしますということをお話ししました。

しばらくは良かったのですが、またまた、早く来るようになってしまい、
結果的に、その時間にルーズな生徒さんに振り回されないよう、
15:00からのお友達には、別の日に移ってもらいました。



実は、話は少しずれるのですが、幼稚園くらいのお子さんの場合、個人レッスンが、どうしても難しいお子さんもいらっしゃいます。
まだ、グループでのレッスンのほうがよい場合です。

例えば、まだ、ひとりで長い間、難しいことに集中できないお子さん。
お母様とべったりで、先生と1対1で向き合えないお子さん。


個人レッスンでは、やはり、うたったり、リズムをたたいたりのお勉強もしますが、ピアノを弾くということが中心になります。
それが、苦痛だと感じてしまう生徒さんが、いるのです。

かたや、30分間、集中してレッスンできる生徒さんもいますし、やはり成長過程ですから、時期…ということもあります。



集中が難しいお子さんの場合、リズムや歌の時間が増えたほうが、楽しいレッスンになりますし、成長に合ったレッスンだと思います。

そういうレッスンの方がよいわけで、その点をお母様もご理解いただけると大変スムーズにいくのですが、
お子さんは、まだ集中が難しい現状であるにもかかわらず、

お母様の、『もっと弾けるようにさせたい』(ある意味当然の願いなのですが)
の求めるところがあまりにもかけ離れて高いと、

お子様も私のほうも、困ってしまいます。

やはり、そのお子さんにあったレッスンが望ましいということです。


その早く来てしまう生徒さんは、お母さん自身も少しルーズなようなのですが、
生徒さん自身、ひとりでレッスン室に入らなかったりすることがり、
お友達が一緒だとスムーズに出来るところがあるんですね。

つまり、グループのほうが向いていると思うのですが、
そういう点からも、お母様としては、ついつい早く来てしまう…という気持ちも、あると思うんです。




結局、生徒さん同士、レッスンとレッスンの間を、10分あけることにしました。

15:00~15:30   15:40~16:10

というようにです。


先生として、自分のやり方に合わせる先生もたくさんいます。
特にピアノの世界は、昔からそういうところがあります。

私たちは、先生から、お客さんじゃないのよと教えられました。

自ら、教わりたくて、先生の持っているものを伝授していただきたくて、
先生にお願いをして教えていただくのです。

先生が、お月謝を貰ってるから教えてるわけではなく、
月謝は、教えてた頂いたことに対しての、お礼なのです。


が、私は、出来る限り、ひとりひとりのニーズにお応えしたいと思います。
もちろん、無理なことはあって、それで合わない場合は、申し訳ありませんが…とお断りするしかないのですが、


子どもがピアノを学ぶ、音楽を学ぶ…ことに関して、教師として一生懸命やりたいと、心から思うのです。


まあ、教師と生徒も、生徒さん同士も、ルールはきちんと守り、人として譲れるところは譲りあっていきたいですね。